Raspberry PiやUbuntu(Linux)とファイルのやり取りをする(FFFTP)
WindowsからファイルをRaspberry Pi(Raspbian)などのLinux系のOSに転送したりする方法としてFTPを使ってファイルをやり取りできます。
Lチカをする際にPythonで実行させようと思い、メイン機(Windows)でコーディングし、Raspberry Pi側に転送する運用を考えていたのでここでFTPでやり取りする設定を行いました。
転送する方法として、特にメジャーなのがFFFTPというFTPクライアントアプリを使ってやり取りする方法だと思います。
今回はそのセットアップ方法をまとめました。
Raspberry Pi側の設定(その他Linux系OSも同様のはず)
vsftpdのインストール(FTPサーバ)
まずはFTPでやりとりするために、Raspberry Pi側にFTPサーバをインストールします。
$ sudo apt-get install vsftpd
そのあとvftpdの設定を変更します。
$ sudo vim /etc/vsftpd.conf
下記の項目を変更します。
anonymous_enable=NO
local_enable=YES
write_enable=YES
local_umask=022chroot_local_user=YES
chroot_list_enable=YES
chroot_list_file=/etc/vsftpd.chroot_list
ascii_upload_enable=YES
ascii_download_enable=YES
上記のうち、最初のanonymous_enable以外はすべてデフォルトだとコメントアウトされていますので、#を外してアクティブにするだけです。
その後、/etc/vsftpd.chroot_listにユーザ名を追加してやります。
$ sudo vim /etc/vsftpd.chroot_list
ここまでできたら、vsftpdを再起動します
$ sudo service vsftpd restart
Raspberry Pi自体も再起動しておきましょう
$ sudo reboot
再起動が完了したら、以下のコマンドで起動状況を確認します。
$ sudo service vsftpd status
このように、Active: active (running)~と書かれていればOKです。
Windows側の設定
FFFTPの設定
設定といっても特にやることはないのですが、一応記載しておきます。
インストールしてから起動し、「新規ホスト」をクリックします。
ここでホスト名やユーザ名(pi)やパスワードを入力します。
Windowsでホスト名で接続するための方法は以下の過去記事をご参照下さい。
regpon.hatenablog.com
必要に応じて、FFFTPで接続した際のWindows側、Raspberry Pi側それぞれのデフォルトのディレクトリを選択しておきます。
設定を保存したら接続してみましょう。
以下のように左側がWindows(自端末)、右側がRaspberry Piのディレクトリが見れます。
あとはドラック&ドロップなどでコピーができたり、ファイル操作ができます。
コーディングしたファイルを転送して実行してみました。
緑と赤のLEDを無限にチカチカさせるプログラムを実行してますw
実際にどうやって実行させていくのかはまたまとめたいと思います。